フルートを始めて手にしたあなた。
これからのフルートLIFEにきっとワクワクしていることでしょう。
ここではフルートの組み立て方について見てみます。
- フルートの取り出し方
- フルートの組み立て方
- フルートのしまい方
- フルートをしまう時にチェックしたいこと
フルートをケースから取り出す
まずはケースを平らなところに置きましょう。
不安定なところに置いて楽器を落としてしまうと壊れてしまいます。
安全にフルートを組み立てられる所で始めましょう。
フルートは3つのパートに分かれてケースに収納されています。
この3つを繋げて1本のフルートにするわけです。
フルートをケースから取り出す時は、キィやねじの部分を持ってはいけません。
管の端に指を引っ掛けて取り出しましょう。
フルートの組み立て方
フルートを組み立てるときに正しい位置で繋がないと、正確な音程が取れなかったり吹きにくかったりします。
この機会にしっかり覚えましょうね。
組み立て方を説明するのに、上記のパーツの名称を使いますので覚えておきましょう。
パーツについての記事はこちらです。
Eメカ?オフセット?フルートのパーツや仕組みの名称をご紹介します!
胴部管と足部管をつなぐ
組み立てるときは一度にパーツをすべて取り出すのではなく、
まず胴部管、足部管を取り出して組み立てます。
キィがついていないところを持ちましょう。
その時に、下図のように赤いラインで合わせてください。
足部管の端の穴の方からフルートを見て、線がまっすぐつながるようにチェックすると良いですね。
頭部管をつなぐ
次に頭部管をつなぎます。
この時もキィの上を持たないように注意します。
初心者さん用のフルートなら小さな△の合印が付いているものが多いと思います。
合印が付いている場合はそれに合わせてつなぎましょう。
もしついていなくても大丈夫。
下図のように赤線がまっすぐになるようにつなぎます。
頭部管が正しい位置繋げているかどうかの確認は、ヘッドキャップの方からフルートを見ると良いですね。
ただ、良い音が出る場所は人によって違いますので、頭部管の位置は個人に合わせて微調整する必要はあります。
「この位置!」という場所が決まったら、マニキュアなどで印をつけておくといいですよ。
フルートの外し方
演奏が終わった後は、掃除してから片づけます。
最初にすべて分けてしまうと、掃除するのに時間がかかるので、手早く片づける方法をお伝えしますね。
- クリーニングロッドにガーゼを巻き付ける(クリーニングロッドの端が出ないように)
- 組み立てた状態のフルートに足部管の端からガーゼを巻き付けたクリーニングロッドを入れる
- クリーニングロッドが通過したら足部管を外してケースへしまう
- 胴部管に入っているクリーニングロッドをそのまま奥に押し込む
- 胴部管を外してケースにしまう
- 頭部管の奥までクリーニングロッドを入れて、水滴をすべて拭う
この順でしまうと、何回もケースを開け閉めせずに済みます。
将来、吹奏楽部やオーケストラに所属すると、狭い場所でフルートを片付けなければならない時もあります。
この方法なら、スムーズに素早くしまえるのです。
- クリーニングシートでタンポの水滴取り
- クロスでフルートの表面を磨く
事を忘れずに。
キィを磨く時は力を入れすぎないようにしてくださいね。
表面を磨いた後は、できるだけ手で直接触れないように、クロスでフルートを持ってケースにしまいましょう。
フルートを組み立てるときについでにチェックしたいこと
週に1回ぐらい、頭部管のコルクの場所がずれていないかチェックをしましょう。
方法は簡単。
クリーニングロッドの穴の開いていない方を頭部管に入れるだけです。
その状態で歌口を上から見ると、クリーニングロッドに刻まれている線が見えます。
その線が歌口の穴のちょうど真ん中に見えていたらOK。
もし左右にずれていたら、正確な音程を取れなくなってしまうので調整が必要です。
楽器屋さんに持って行って、調整をお願いしましょう。
コルクは外からは見えませんが、ヘッドキャップの中に入っています。
長年吹いていると、コルクが痩せてきて、正確な位置を保てなくなってしまうのです。
その場合は、「コルクの交換」ということになり、何日かフルートを楽器屋さんなどの調整してくれるところに預けることになります。
もし、近々使う予定があるなら、その旨伝えると応急処置をしてくれるかもしれません。
調整や修理は楽器を預けられても出来上がりまで2週間~1カ月かかることもあります。
調整は不具合が出るよりも前に、日数に余裕を持って出しましょう。
毎日吹くなら半年~1年に1回出すようにすると理想的です。
まとめ
フルートの持ち方・組み立て方・片づけ方を見てきました。
いずれの場合も、キィの上を持ってしまわないように気を付けましょうね。
フルートを組み立てるときに、位置がずれていると吹きにくかったり、なかなか音程が合わなかったりします。
適当に繋げるのではなく、正しい位置に繋げているかをチェックしてみてくださいね。
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