フルートの構え方ってこれでいいのかな?と思っているあなた!ここでチェック!

フルート始め方

フルートって、つまり横に構えればいいんでしょ。

と思っているあなた!

正しく構えないと、吹きにくいばかりかフルートを落としてしまうかもしれません

ここで構え方をチェックしておきましょう。

この記事で分かること

  • フルートを座って構えるポイント
  • フルートを立って構えるポイント
  • 楽譜を見るときの注意点
  • フルートを演奏する際の指の上げ具合の注意点

フルートの構え方の基本は三点支持

フルートは、口、左手の人差し指の付け根、右手の親指の先、の3点で支えます。

これを三点支持といい、フルートを構える際の基本です。

これは初心者さんが一人で習得するには少し難しいので、可能であればフルートを吹ける人に見てもらうのをお勧めします。

私も個人レッスンをしてもらうまで、不自然な構えをしていました。

自分では気づかず、先生に教えてもらい、半年ほどかけて矯正しました。

三点支持について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

どうしても三点支持が上手くできない方へのグッズの紹介もありますよ。

フルートの三点支持ってどうやるの?自分から見た画像と一緒に解説します!

フルートを演奏するときの姿勢

フルートを構えると、向きたい方向から顔がずれてしまいますよね。

正しく持てている証拠なのですが、無理やり向きたい方向に顔を向けようとすると構えが崩れてしまいます。

そうならないように、ここでは

  • フルートを座って演奏する時
  • 立って演奏する時

の2種類の構え方を見てみましょう。

フルートを座って演奏するときの角度

フルートを構えると、楽器は体に平行ではなく、45度ほど前に押し出すようになります

そのため、吹奏楽やオーケストラで椅子に座るときは、座る向きを工夫していました。

スペースに余裕がある時

スペースに余裕があるときは、上図のように椅子を少し右に傾けます。

椅子の向きの通りに座り、フルートを構えると、自然に顔が青矢印の方に向きますよ。

スペースに余裕がない時

スペースに余裕がなく、椅子を右に傾けて置けない時は、座る姿勢を工夫します。

椅子にまっすぐ座った後に、右足を少し後ろに引きます。

この時、腰から後ろに引く様にすると、体を少し右に向けることができますよ。

体が少し右を向いた状態でフルートを構えると、顔を正面に向けることができます

フルートを立って演奏する時の角度

立ってフルートを演奏する時は

  1. 顔を向けたい方向に左足の先を向けて置く
  2. 両足を肩幅に開く
  3. 右足を左足から45度ほど外に向けて立つ

上記の手順で立つと、うまく顔を向けたい方向に向くことができ、かつ格好よく立つことができます。

フルートは自分の口に持ってくるように構えます。

楽器を横向きに持つというフルートの構えは不自然なため、つい、楽器に自分を合わせに行ってしまう初心者さんが多いのです。

実際、大人になってからフルートを始めた知人の女性は、フルートに自分を合わせに行ってしまい、不自然な持ち方になっていました。

アドバイスするとすぐに治せるのですが、気を抜くとフルートに合わせに行ってしまうと言っていました。

くれぐれも、正しい姿勢をキープしたまま、楽器を自分の口に持ってくるように気を付けましょう。

楽譜を見るときの注意点

フルートを練習する時は、運指表を見たり、教則本を見たりしますね。

その時は譜面台を使いましょう

机に広げれば大丈夫だよね、と思ったあなた!

椅子に座って、机の上に教則本などを広げると、それを見るために姿勢が崩れてしまいます。

まずは自分が姿勢よく座る、もしくは立った状態で、その姿勢が崩れず教則本を見られるようにすることが大切です。

そのためには、高さや角度が調節できる譜面台が最適なのです。

譜面台からは30cmほど離れるようにしてください。

譜面台を使っていても「ん?」と教則本をじっと覗き込むようにすると、顔だけが前に出る状態になり、首に負担がかかってしまいます。

その状態のまま吹き続けると首や肩が痛くなってしまうので、「ん?」と教則本を確認した後は、また背筋を伸ばした良い姿勢に戻りましょう。

もし、出にくい音が合ったりして、一生懸命に吹いていると、体全体に力が入り、余計に音が出なくなってしまいます。

「あ、必死に吹きすぎてるな」と気づいたら、一旦フルートの構えを解き、伸びやストレッチをしてから、再度構えなおしましょう。

力を入れすぎずに楽に吹くと、意外と音が出たりするものです。

フルートを演奏するときの指の上げ具合

フルートを吹く際、キィから指を離したときに上がりすぎてはいませんか?

キィを押さえていない場合でも、指は上にあげるのではなく、軽くキィに触れた状態を保ちます

キィを押していない指を高く上げてしまうと、キィから指が離れることになり、速いパッセ―ジに対応できません。

そればかりか、腕に力が入ってしまい、体を痛めてしまうことも。

キィを押さえるのに指はバタバタさせず、省エネな動きをするように心がけてみてくださいね。

まとめ

フルートの構え方について見てきました。

三点支持の他、体の向きや譜面台の高さ、指を上げるときの高さも大切でしたね。

一度に気を付けるのは大変なので、一つずつやってみましょう。

最初は腕を上げていることさえ辛いかもしれませんが、練習していくと慣れます。

「体に力を入れずに吹く」ことを気を付けて練習してみてくださいね

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