「育児や仕事が落ち着いたから、昔憧れていたフルートを始めたい。」
「今から習っても吹けるようになる?」
大丈夫。
プロになりたいわけではなく、趣味で吹きたい、誰かと一緒に演奏したい、という事なら、十分吹けるようになると思いますよ。
むしろ、「大人だからこそ」上達できる、という部分もあります。
「大人から始めるフルート」はどんなところに注意すれば良いか、見てみましょう。
きっとフルートを始める一歩を踏み出せますよ。
- フルートを大人から始めて上達する方法
- フルートを大人から始めても上達する理由
フルートを大人から始めて上達する方法
楽器をしたことがない人が大人になってからフルートを始めると、慣れないことばかりで大変かもしれません。
腹式呼吸って何?
酸欠になる!
腕がしんどい〜!
大人だけではなく、楽器の初心者さんなら誰でもそう思います。
たしかに若い人の方が技術の習得も早く、上達も速いでしょう。
だからといって、大人からフルートを始めた人は上達しないということではありません。
時間はかかるかもしれませんが、趣味で楽しむ程度なら十分です。
フルートを大人になってから始めるときに、上達するための方法を挙げてみます。
参考にしてみてくださいね。
覚悟を決める
フルートを始めるときに「必ず吹けるようになる!」と覚悟を決めましょう。
何となく時間がある時にちょっと吹いてみる、ではなかなか上達しません。
「この曲を吹けるようになる!」だと、より具体的になって、目標に向かって努力ができますよ。
毎日〇回練習すると決める
楽器は1日練習をさぼると技術が3日分後退する、と言われます。
短時間でも構いませんので、毎日練習するようにしましょう。
その際に「5分ロングトーンをしよう」よりも、「1オクターブを10回ずつロングトーンする」など、回数で決めるようにしてみて下さい。
時間で決めてしまうと、休憩しながらしても真剣に練習しても同じ10分になってしまうからです。
密度の濃い練習をしましょう。
耳を使う
練習する時は、例え基礎練であっても耳を使うようにしましょう。
自分の鳴らしている音は安定しているかどうか、音の質はどうか、お手本の音とどう違うかなど、聞くべきことが沢山あります。
自分の音を録音して客観的に聴くのも良いですね。
良い音を聞き分けられる耳は一朝一夕で作られるものではありません。
毎日の積み重ねが大切です。
でも一度良い耳を持つと、今後の上達に必ず役立ちます。
理想の音を決める
こんな音を出したい!という、目標とするフルートの音を決めておきましょう。
プロのフルーティストの動画や、CDの音を参考にするのです。
練習する時は、理想の音を思い描きながら練習します。
もちろん、自分の音とは全く違うように聞こえますが、目標とする音があることで自分の音を客観的に聴くことができ、上達の助けになります。
ずっと練習していると「あ!今の音、出したい音に近かった!」ということがあります。
そんな時に、どうやって鳴らしたか分析するようにしましょう。
目標を決める
レッスンに通うと発表会があるかもしれません。
そうでなくても、誕生日会やクリスマス会など、家族やお友達に聴いてもらう機会を設けると良いですね。
いわば「本番」の日を決めることで、練習にも身が入りますし、メリハリがでます。
緊張感を持って「本番」で演奏することは、とても良い経験になるでしょう。
楽しむ
フルートは何より楽しいもの。
基礎練習ばかりではなく、簡単な曲の練習も取り入れましょう。
1曲吹けるようになると達成感がありますし、楽しくなってきますよ。
楽しいと練習にも身が入りますね。
自分一人で演奏するだけでなく、他の楽器とも一緒に演奏ができるのがフルートの楽しいところでもあります。
フルートはピアノを習っているお子さんと一緒にアンサンブルができるほか、ギター、フルート同士、歌、などとも相性が良いです。
一人では味わえない楽しみが味わえることでしょう。
フルートを大人から始めても上達する理由
上達する方法はわかった。
でもまだ不安・・・。
そんなあなたに、大人だからこそ上達する理由をお伝えします。
むしろ大人だからこそ、優位な事もありますよ。
経済的に余裕がある
大人なら今まで働いてきた、貯蓄してきた、などの理由で、経済的に余裕がある場合が多いでしょう。
フルートは初心者さん向けの楽器でも10万前後の物を選ぶと良いのですが、もう少しグレードの高い楽器を選べるかもしれません。
高い楽器ほど吹きやすいという訳ではありませんが、うまくならないと思ったら楽器が原因だったということもしばしばあります。
楽器に関して上達の妨げになるようなものを避けて買える、というのは大人だからこそのポイントだと思います。
時間が限られているからこそ集中できる
クラブ活動などでじっくりフルートに取り組める学生と違って、大人は使える時間には限りがあります。
でもその限られた時間を有効に使い、集中する方法を知っています。
今までもそんな場面はたくさんありましたよね。
忙しくても時間をやりくりし、集中して段取り良く進めてきたのではないでしょうか?
そのスキルがここでも生かされます。
我慢強い
フルートは音を出すのが難しい楽器と言われています。
良い音を鳴らす為の息のコントロールには地道な練習が欠かせません。
そこには我慢強さが必要です。
今まで培ってきた我慢強さを発揮できますね。
まとめ
フルート初心者の大人でもフルートは始められる!ということを見てきました。
大人だからこそ、良い楽器を最初から手に入れられたり、我慢強く練習に取り組めることが分かりましたね。
上達するポイントは
- 覚悟を決める
- 毎日〇回練習すると決める
- 耳を使う
- 理想の音を決める
- 目標を決める
- 楽しむ
でした。
せっかくフルートに興味をもったのなら、「でも上達しないかもしれないし」としり込みをするのはもったいないです。
フルートを始めてみたら音楽仲間ができたり、毎日の生活にメリハリがでてきたりします。
どうか勇気を出して、フルートへの一歩を踏み出してみてくださいね。
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