フルートに向いている人ってどんな人?それ以外の人は吹けないの?

フルート始め方

フルートに向いている人ってどんな人かご存じですか?

答えはずばり「フルートが好きな人!」

と、これだけでは寂しいので、よく言われる「フルートに向いている人」についても見てみましょう。

この記事で分かること

  • フルートに向いている唇の形はある?
  • フルートに向いているかみ合わせはある?
  • フルートに向いていると言われる人の特徴

フルートに向いている唇の形

フルートに向いているのは「薄い唇」と聞いた事があるかもしれません。

でも、「フルーティスト 画像」で検索してみてください。

唇が薄い人も、厚めの人もいろいろいらっしゃいます。

私自身下唇は厚めですが、フルートが吹きにくいなと感じたことはありません。

唇の形は人それぞれですし、音が鳴るようにポイントを探せばよいのです。

唇の厚さはフルートの上達に関係がないようですね。

フルートに向いているかみ合わせ

こちらは、私が10年師事していたフルートの先生にちらっと言われたことがあります。

「上下の歯の位置が同じ位置だと、吹く時に調整しなくて良いからいいね」

私は少し受け口気味で、「い」の口をした時に、上下の歯がまっすぐにかみ合ってしまいます。

かみ合わせとしては下のあごが少し後ろになるのが良いのだと思いますが、私のかみ合わせがフルートを吹くのに向いていると言われ驚きました。

先生は下あごが少し後ろになるかみ合わせなので、フルートを吹く時は意識的に下あごを少し前に出して調整しているとおっしゃっていました。

「フルートに向いたかみ合わせ」の話を聞いたのは後にも先にもこの時だけです。

フルートを吹いている人でかみ合わせの話をしている人は他に聞いた事がありません。

フルートの良い音が鳴るポイントを探す過程で、上下の歯をまっすぐにする方法を試してみても良いかもしれませんね。

フルートに向いていると言われる特徴

唇の形やかみ合わせはフルートに向き不向きはなかったですね。

他にも「フルートに向いている人の特徴」と言われていることがありますので、見て行きましょう。

指先の器用な人

確かにフルートの楽譜は細かく音が並んでいるものが多いです。

吹奏楽やオーケストラでも高音で指を速く動かすようなフレーズが良く出てきます。

楽団等に入らずに一人でフルートを楽しむにしても、レベルが上がるにつれて音符は細かいものが増えていきますね。

でも、そんな曲ばかりではありませんし、フルートを練習していればできるようになるでしょう。

細かい音符で高音を鳴らすのもフルートの特色だとは思いますが、深い響きでゆったりとした旋律を演奏するのもフルートの得意とするところです。

肺活量がある人

フルートは吐いた息の約半分が外に出てしまう楽器です。

ですから、優雅な演奏姿とは裏腹に、意外と肺活量が必要とされると言われています。

でも、30年近くフルートを吹いていて感じるのは、肺活量よりも音が鳴るポイントに息を確実に当てることの方が大事だということ。

トランペットなどの金管よりは肺活量は必要ないのではないかと思います。

フルートを始めて最初の頃は、いわゆる「酸欠」でクラクラしてしまうこともあるかもしれませんが、練習すればそんなこともなくなります。

フルートを吹くと酸欠でクラクラする!解消方法3選!

忍耐強い人

練習を忍耐強くできる人、ともいえるかもしれません。

これは、どの楽器を選ぶにしろ必要な要素ですね。

  • フルートでより響く良い音を出す
  • 楽譜通りに吹けるように運指の練習をする
  • 早いタンギング(音を区切ること)ができるように練習する
  • 理想の音を目指して練習する

など、どんな練習をするにせよ、忍耐強く取り組まねばなりません

楽譜が読める人

ギターだと楽譜が読めなくても弾ける、ということもあるようですが、フルートで楽譜を読めないのは苦労するでしょう。

細かい音符や複雑な旋律なども多く指を速く動かすので、耳コピで、というのは難しいかと思います。

フルートによく出てくる音域は五線譜よりも上が多いので、慣れるまでは読みづらく感じるかもしれません。

でも、たくさん練習すれば読めるようになりますし、高音域の楽譜にも慣れます

度胸のある人

これは私が吹奏楽部やオーケストラで演奏する中で感じたことです。

吹奏楽部やオーケストラでは、フルートは高音域を担当するので、目立ちます。

楽団みんなで積み上げてきた音楽の中でソロを吹く機会もあります。

観客を前にして、冷静に、でも感情をこめてフルートを吹くには度胸が必要なのです。

しかも、フルートは吹き口に唇を当てているだけの不安定な吹き方をする楽器。

もし極度に緊張して唇が震えてしまっても、その唇を押さえることはできないのです。

唇が震えると当然音は出ません。

出たとしても震えた、とても遠くまでは届かないへなちょこな音が鳴ってしまいます。

ですから、本番でも楽しんで吹ける!という度胸のある人がフルートに向いているかなと思います。

度胸を身に付けるには、本番を何度も経験するしかありません

そして、毎日の練習です。

本番の時に「あれだけ練習したんだ、大丈夫。今日は楽しむぞ

自分を信じられるようになるまで練習を積み重ねることが大切です。

まとめ

「○○な人がフルートに向いている」という話は多々あり、一つ一つ見てきました。

でも、練習で克服できるものばかりでしたね。

一番大切なのは「フルートが好き」という気持ちです

向いてない理由を探すのではなく、まずやってみましょう

きっと楽しいフルートLifeが待っていますよ。

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