「フルートって難しいって聞くけど独学で吹けるようになるの?」
レッスンに通うのも費用と時間がかかりますし、独学でできるならその方がいいですよね。
ここでは、フルートは独学で吹けるようになるのか考えてみたいと思います。
- フルート初心者ならレッスンに通うのが上達の近道
- フルートのオンラインレッスンの活用
- フルートは基礎が分かれば独学でも可能
- フルートを独学で習得する方法
フルート初心者ならレッスンに通うのが上達の近道
フルートに初めて触るという初心者さんなら、やはりレッスンに通うことが一番上達が速いです。
その理由は
- 良い音を出せる口の形は人それぞれだから
- 正しい吹き方・姿勢を身に付けられるから
- 基礎をしっかりと身に付けると上達が速いから
が挙げられます。
理由1.良い音を出せる口の形は人それぞれだから
フルートは吹くところをくわえる楽器と違って、歌口(息を吹き込む穴)をすべて塞がずに唇を楽器に当てて音を鳴らす楽器です。
どこに唇を当てて、どんな風に息を出せば良い音が出るのか、そのポイントを探さなければなりません。
でも、唇の形、歯並び、あごの形は、人それぞれ違います。
ということは、良い音を鳴らすための唇を当てる場所、口の形は人それぞれ違う、ということになります。
教則本や動画の通りにやってもすんなりと音がでるとは限りません。
自分でその良い音を鳴らせるようにするのは、かなり難しいでしょう。
たとえ音が出たとしても、それが演奏に使える良い音なのかは初心者さんでは判断がつきかねると思います。
人に教えてもらうと、どう吹けば良いのか個人に合わせて指導を受けられますし、良い音とはどんなものか、自分が鳴らしている音とどう違うのかも教えてもらえます。
理由2.正しい吹き方・姿勢を身に付けられるから
独学で一番困るのは吹き方・構え方の変な癖がついてしまうことです。
一度癖がついてしまうと、矯正するには時間がかかります。
また、楽器を吹くのに必須の腹式呼吸は、初心者さんには難しく感じるようです。
直接教えてもらうとより分かりやすいですね。
レッスンに通うことで、第三者の目線から正しい吹き方・姿勢を身に付けることができます。
理由3.基礎をしっかり身に付けると上達が速いから
どの楽器をするにしても言えることですが、土台として基礎をしっかり身に付けることが大切です。
土台がしっかりしていないと、その上に技術を積み上げていけないからです。
基礎があまりしっかりしていなくても、ある程度は演奏できるようになるでしょう。
でも、途中で伸び悩んでしまうことになります。
そうなってから基本に立ち返って学び直すよりは、最初から基礎を積み上げていくのが上達を早めることになります。
フルートのオンラインレッスンを活用する
オンラインレッスンなら、近くに音楽教室がない場合も受講することができます。
移動もなく、自宅で受けられるので、時間の節約にもなりますね。
教室によっては、対面レッスンよりも安く料金が設定されているところもあります。
オンラインレッスンを受ける場合の注意点
オンラインレッスンは自宅で受ける場合が多いかもしれません。
その際にはご近所の迷惑にならないように気を付けましょう。
- 8時から20時までの間にする
- 一度の練習は30分~1時間にとどめる
などの配慮が必要です。
自宅での練習では周りに音が聞こえてしまうのが心配、と言う場合は、練習場所を変えましょう。
フルートはコンパクトに収納でき、軽いので移動もラクチン。
楽器練習可能なカラオケや、公共の施設、貸し練習室などもあります。
公共の施設は時間単位ではなく、午前、午後などの枠でリーズナブルに貸してもらえるところもあります。
借りるときは事前に楽器練習が可能かどうか、確認しましょう。
フルートは基礎を教えてもらったら独学でも上達は可能
基本的な吹き方・構え方などの基礎をしっかり教えてもらった後は、独学でも上達していけるでしょう。
教えてもらっている間に、たくさんの模範の音を聞いて、良い音を聞き分けられる耳を作っておくことも大切です。
そうすれば、「これが良い音」という基準が自分の中にでき、独学でも上達が見込めると思います。
ただし、「伸び悩んでいるな」と思ったら、単発のレッスンでフルートを教えてもらうようにすると良いですね。
どうしても独学でフルートを練習したい場合は?
そうは言っても、レッスンに通う時間がなかったり、近くにフルートの教室がなかったり、経済的に厳しかったりという場合もありますね。
そんな時に独学で練習する方法を見てみましょう。
教則本を活用
フルートの歴史は古く、やっている人も多いので、教則本はたくさんあります。
教則本のレベルもたくさんあるので、初心者さん向けの物を選びましょう。
教則本を選ぶポイント
フルートに初めて触れる初心者さん向けの教則本なら、下記の点に注意して選んでみてください。
- フルートの扱いについて載っている
- フルートの毎日のお手入れ方法が載っている
- 写真や絵などがたくさんある
- 運指表が分かりやすい
- 簡単な曲も載っている
分厚い教則本を選ぶ必要はありません。
挫折しなさそうな、薄くて、絵や写真が多く載っているものを選びましょう。
動画を利用
YouTubeなどでも、フルートのレッスン動画はありますね。
体系立てたレッスン動画があるというほどではないので、教則本と併用するのがよさそうです。
動画を見る場合のポイント
唇の当て方などは人に寄るのですが、唇の形や力の抜き具合、フルートの構え方は参考になるでしょう。
また、動画を見るなら「音」に着目して聴いてみてください。
初心者さんが良く出してしまう「ぼー」というぼんやりとした音と違って、プロの方は芯のある音を鳴らしています。
自分の音を録音して第三者として聞き、どう違うのかよく聞いてお手本にしましょう。
まとめ
フルートは独学で習得が可能かを見てきました。
早い上達のためには、レッスンに通うことが一番です。
長い目で見れば、上達の近道になるからです。
対面レッスンに通うのが難しい場合は、オンラインレッスンという選択肢もあります。
どうしても独学で練習したい場合は教則本・動画を活用しましょうね。
どの場合も、目だけでなく耳で音をよく聞いて練習するようにしてみてください。
自分の音を客観的に聞ける耳を持つことは、その後の上達を促しますよ。
音が出ない、息が続かない、などの最初の段階を越えれば曲を演奏できるようになります。
それまでは、どうか頑張ってみてくださいね。
コメント